人見知り社会人が営業で挫折した件!経験から学んだ、自分に合う働き方のヒント

人見知りの自分を変えるヒント

私はもともと人見知りで、初対面の人と話すのは得意ではありませんでした。
しかし前職の介護の仕事で、高齢者と関わるうちに少しずつ会話に慣れ、「自分はもう人見知りを克服できてきたのかな?」と錯覚していました。

そこで、成長したい気持ちもあって思い切って営業職へ転職。
「人と話すことにも慣れたし、新しい挑戦をしてみたい」
そんなワクワクがありました。

しかし、この判断が、後に大きな挫折として自分に返ってくるとは思っていませんでした。

私が営業で挫折したときのリアルなエピソード

入社初日のことです。

私が転職した営業会社は10人も満たない、いわゆる零細企業です。

そのため、営業経験のない私でしたが研修というものがなく即戦力、または実践で学んでいくというスタイルでした。

まだ心構えができていない私は訪問のリストを持ち、地図アプリを見ながら目的地まで向かいました。
「よし、後はインターホンを押すだけだ」
そう思って玄関の前に立った瞬間、体が固まりました。

  • 足がすくんで動けない
  • 手のひらが汗でびっしょり
  • 頭の中が真っ白になり、「何を話すんだっけ?」と混乱
  • 吐き気に近い緊張感で膝が震える

インターホンに指を伸ばそうとしても、数センチ手前で止まってしまう。
「押せない」
「どうしよう」
「こんなことで帰れるわけない」

そんな葛藤を自分の中で繰り返し、結局その日は一件も訪問できませんでした。

帰り道、胸の奥に重たい石を抱えたような気持ちで歩きながら、
「もしかして自分は営業に向いていないんじゃないか」
「また人見知りが出てしまった…」
そう自分を責めてしまいました。

おそらく人見知りではない方からしたら、その程度で、、、と思われるかもしれませんが、その時の恐怖と不安と焦りなどの様々な感情といったら今も忘れません。

営業職を選んだことが間違いだったと後悔の念ばかり押し寄せてきました。初めて膝から崩れ落ちるような感覚です。

その後は、上司と相談してアドバイスを求めても、もともと人見知りの人の気持ちがわからないという態度で軽くあしらわれてしまいました。その3カ月後に私は最後まで克服できず退職をしました。

しかし、この挫折は後になって大きな気づきを与えてくれます。
それは――
克服すべきは人見知りではなく、向いている働き方を知らないこと
だったのです。

なぜ人見知り社会人は営業で挫折しやすいのか?

営業が苦しいと感じるのはコミュニケーション能力が低いからではありません。
実は、もっと深い部分で、人見知りと営業は心理的な相性が悪いのです。

【理由①】営業は「初対面×短時間で信頼獲得」という高難度タスク

人見知りが苦手とするのは「初対面の人」との距離感。
営業はまさにこれの連続です。

しかも

  • 初対面
  • 限られた時間
  • 信頼してもらう必要がある
  • 時には断られる前提

これは性格的に合わない人にとっては、毎日が試験のようなストレスになります。

【理由②】“慣れれば大丈夫”は思い込み

「場数を踏めば慣れる」とよく言われますが、
人見知りの人は、初対面に対して常に警戒心が働き、
緊張が定常化する傾向があります。

つまり、慣れるまでに時間がかかるし、慣れた頃には心がすり減ってしまうことも多いです。

【理由③】「断られること」が予想外にメンタルを削る

営業で必ずある断りに対して、
人見知りの人は過度に自分を責めてしまいます。

  • 「自分のせいだ」
  • 「迷惑をかけてしまった」
  • 「嫌われたかも」

本当は営業では当たり前のことでも、性格的に負荷が大きいのです。

【理由④】無言の時間や間が怖い

人見知りの人は、相手との間が空くことを怖がり、
「何か話さなきゃ」というプレッシャーを感じ続けます。
これが精神的な疲労につながります。

挫折を通して気づいた「性格に合う仕事の見つけ方のヒント」

営業での挫折をきっかけに、私は「自分に向いている働き方」を深く考えるようになりました。
そして分かったことは、以下の3つです。

① 人見知りは「初対面に弱いが、関係構築が得意」

介護の仕事でうまくいったのは、毎日同じ人を相手にし、徐々に距離が縮まったからです。

逆に営業は、毎回ゼロから信頼を積み上げなければいけないため、
性格的に合わなかったのです。

つまり、

初対面で勝負する仕事は不向きだが、継続的な関係を築く仕事では力を発揮しやすい

これは多くの人見知り社会人に当てはまります。

② 営業のような“攻めの仕事”より支える仕事で強みが出る

人見知りの人は

  • 傾聴力
  • 相手の変化に気づく力
  • 一対一の深い関係
    が得意です。

これらは営業よりも
サポート職・ケア職・事務職・教育補助・ルート営業
のような支える仕事で活きてきます。

③ 苦手を克服するより「環境を変える方が早い」

人見知りを治そうと悩む人は多いですが、
克服よりも、環境の方が変えやすいのが現実です。

人見知りのままでも、
職場や業務内容を変えるだけで働きやすくなることがあります。

人見知り社会人に向いている仕事の具体例

ここでは、人見知りの特性を活かしながら働ける職種を紹介します。

● 対人負担が軽めの仕事

  • 一般事務・総務
  • 経理・人事アシスタント
  • データ入力
  • 在宅ワーク
  • Webライター

対面コミュニケーションが少なく、自分のペースで作業ができます。

● 継続的な関係を築く仕事

  • ルート営業(既存顧客)
  • カスタマーサポート
  • 介護・福祉職
  • スクールサポート

初対面より「関係を続けること」が得意な人に向いています。

● 一人で完結しやすい仕事

  • エンジニア
  • デザイナー
  • 倉庫作業
  • 清掃
  • 設備点検

人と関わるけれど、浅めの関係が多く心理的負担が少なめです。

人見知りでも「強み」になるポイントは多い

実は人見知りは弱点ではなく、強みに変えられる性質を持っています。

  • 丁寧な対応ができる
  • 相手の表情の変化に敏感
  • 無駄な会話をせず、誠実な印象を与える
  • 信頼を積み重ねることが得意
  • 相手の気持ちを尊重できる

これはビジネスにおいて非常に大きな価値です。

私が挫折を通して学んだこと

営業で挫折したときは、「自分はダメなのか」と落ち込みました。
しかし今は、ハッキリとこう思っています。

自分が悪いのではなく、仕事が自分に合っていなかっただけ

人見知りは欠点ではありません。
ただ、向き・不向きがハッキリしやすいだけです。

仕事は「合うかどうか」が本当に大きい。
向いている働き方に出会えれば、
人見知りのままでも驚くほど気持ちが軽くなります。

あなたも、もし今の仕事がつらいなら、一度
自分に合う働き方
を考えてみてください。

きっと、あなたの性格を強みにできる仕事が見つかるはずです。

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